受入れ企業の声

当組合を通して外国人実習生を受入れられた企業様へのインタビューです。

株式会社 TMフーズ 永友 工場長
2021.09.01 公開

株式会社 TMフーズ 永友 工場長

事業内容
海産物加工業
会社H.P
https://www.kanikoujyou.jp/
受入人数
技能実習生16名(2021年8月現在)

実習生の受⼊れ事業を始めようと思われた
経緯・きっかけについて教えてください。

受入れ事業を始めたのは6年前です。当社は食品加工業なので、工場の安定した生産性の向上と、若い実習生を受け入れることで職場の活性化を図るため、受入れをはじめました。

実習生の受入れに対して不安はありませんでしたか?

不安を感じて始めるという業務形態でもないので、ネガティブなことを考えるよりは、それに対する生産量やメリットなど、ポジティブに考えて取り組みました。

実習生の最初の仕事を教えてください。

工場勤務なので、お客様と直に接することはありません。掃除や片付けなどの基本はもちろんのこと、メイン業務として食品の加工をしていただいてます。

実習生の仕事・生活の様子はどうですか?

実習中は基本的には問題はありません。女性ならではの丁寧さもあり、言葉が通じない分、目で見て覚えることはとても早いと思います。一方で、安全面を説明するシーンなど、やはり言葉だけでは伝わり辛い時がありますので、そこは注意しています。

工場で一緒に働いている日本人の方は主婦層が多いので、我が子の様に接していただいてるのではないでしょうか。実習生の素直さがきっかけにもなり工場内も明るくなりました。コミュニケーションも取れている様ですし、実習生自身も働きやすいと思います。

住まいについては会社の寮で集団生活をしています。通勤や移動のための自転車も会社で支給しています。女性同士の揉め事もなく仲良くやっている様で、その面は安心しています。料理が好きでよく自炊している様ですが、自国独特の香辛料を使います。日本人には慣れないニオイなので、ご近所にご迷惑をおかけしてしまい、「逆の立場になってみて」と、実習生への指導が必要なこともありました。

しかし食べたいものを制限するのも心苦しく、大家さんやご近所へのご理解をお願いしています。この様な生活習慣の違いについては、受入れ企業としての責任もありますしご理解をいただくための努力が必要なのだと思います。

株式会社 TMフーズ株式会社 TMフーズ

受け入れで気をつけていること

当社の実習生は比較的若い女性なので、やはり事件等に巻き込まれないように、普段からの行動で目についたことは指導するようにしています。地域の警察署の方とも連携し、まめに情報交換したりと気にかけていただいています。

受け入れを検討している企業の方へ

不安もあるかもしれませんが、ネガティブな考えが前に立つ内は実践できないと思います。日本人の雇用と比べたら様々な労力も必要になりますので、それでも総合的な観点から現状がプラスになるかどうかではないでしょうか。

当社の業務形態においては日本人でも入れ替わりが多く、確実に3年在籍する実習生は生産量に大きく貢献してくれており、日本人同様いなければ成り立たない存在でもあります。

家族と離れこの日本に来ているということで考えると、従業員というよりは親族を受け入れる様な思いで、生活の面倒を見ていく形ではありますが、国籍が違っても同じ人間なので、基本は日本人と分けて考える必要はあまりないと思っています。

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